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真贋



先ごろ、新聞やテレビ、ネットなどで江戸時代の絵師、狩野探幽の掛軸が話題になりました。

京都のあるお寺に所蔵されていた大きな掛軸「雲龍図」が〈本物〉と認定されたことを受けての報道でした。

狩野探幽と言えば、室町時代から江戸時代にかけて活躍した絵師集団、狩野派の中にあっても特別な存在と聞きます。
幼い頃から絵の才覚があり、10代半ばで江戸幕府の御用絵師となった人物で、後の狩野派の画風にも深く影響を及ぼしたようです。

今回、真筆と判明した「雲龍図」は、探幽が70歳の時描かれたものと記してあり、真贋の決め手は落款の印影が美術館の所蔵する探幽の印鑑と一致したことだということです。

余談ですが、現在、名古屋開府400年ということで、探幽の描いた名古屋城本丸御殿障壁画の復元模写が進行中です。完成はまだ数年先ということですが、当時の鮮やかな色彩が蘇るようなのでとても楽しみです。

時々、著名な画家や作家の直筆の絵や書が一般の方々の蔵などから発見され、大きな話題になります。

ひょっとして我が家にも?と物置を探したり、骨董市で掘り出し物を探索したりするのもおもしろいと思います。

以前、ある有名な絵師の作品の修復相談をお受けしたことがあります。

その掛軸は、保存状態が良く破損箇所も見られませんでしたので、お客様に「大切に保管なさってください。」とお返ししました。
美術品的価値のある掛軸は、修復をあえて行わない方が良い場合もあります。
伝統美術を遺していく仕事は、奥の深いものだと感じた経験でした。
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