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新しい掛軸

前回のブログで少し触れましたが、「なんでも鑑定団」でおなじみの鑑定士・安河内眞美さんの著書「くつろぎを知る大人の骨董生活入門」についてもう少しお話したいと思います。
安河内さんの著書
安河内さんは、古美術店店主としてのお仕事のほかテレビ出演や講演、本の執筆など活動の幅を広げていらっしゃいます。
またここ最近は掛軸のプロデュースもなさっています。

名は「風香(ふうが)」といって、古布と現代日本画を融合させたもの。それは遊び心のある洗練された優雅な掛軸です。羽織などの裏地を使っています。
中央の作品はその古布にあった絵を日本画家の方々が新たに描いたものです。
作品自体は短冊や寸松庵(一般的な色紙より小さなサイズ)ですが、趣向を凝らした絵が描かれ、お部屋のアクセントにもなり、また空間の広がりも連想させるような魅力的な表具です。

この「風香」は、日ごろから掛軸に携わる者としてなかなか刺激的なものです。

当たり前の話ですが、掛軸を製作する際、一番はじめに行う事は、使用する裂(キレ。掛軸に使われる布のことです。)を選ぶことです。
作品が「書」ならば、書かれている内容や題材をくみとり、「絵」ならば、描かれているテーマや季節感、色彩などを感じ取り、「作品に合う裂」を選びます。
この時、注意を払わなくてはいけないことは「作品をより引き立たせること」です。
実はこれが一番大切なのです。
たくさんの裂の中から最もふさわしいと思われるものを選ぶのは、想像以上に時間がかかります。
表具の世界では「色取り7分・腕3分」といわれます。この「裂を選ぶ」ことにも細やかなセンスと経験が求められます。

それがこの「風香」では、先に「裂」を選び、その裂に合った「作品」を描いてもらう。
普段とは全く逆の手順で作られています。
これはとても素晴らしいことと思います。
この掛軸は表具そのものが一つの「作品」に仕上げられています。

ぜひみなさんにも見ていただきたい「新しい掛軸」です。

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掛軸屋.net
URL:http://www.kakejikuya.net/
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